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ドクさんが苦難を乗り越え父親になる可能性が...

参考記事

ベトちゃんドクちゃんの名前は、
30代以上の人であればかなりの人が覚えているのではないでしょうか...?

ベトナム戦争で、
アメリカ軍が散布した枯れ葉剤の影響で、

双子として生まれた、
ベトちゃんとドクちゃんは、

お互いの体が結合したまま生まれてしまい、

1986年に兄のベトさんが、
急性脳症を発症したため、

1988年にホーチミン市の病院に日本の医師団が派遣され、
二人を切り離す分離手術が行われました。

この手術は、
17時間にも及んだのですが、

ベトちゃんとドクちゃんは、
無事に分離され手術は成功しました。

このニュースは、
日本でも大きく取り上げられましたので、

記憶に残っている人は、
多いのではないかと思います...。

しかし...、

その後、兄のベトさんは寝たきりの状態が続いて、

肺炎と腎不全を併発してしまい、
2007年に26才の若さで亡くなりました...。

一方、弟のドクさんは、
2006年に結婚して元気に暮らしておられます。

元気といっても障害はありますし、

今後、どのように体調が変化するのか分からない状態ですから、
不安要素は抱えたままではありますが...。

そんなドクさんですが、

子供を持つことを希望しており、
人工授精の準備をしていることが分かりました。

このまま順調に事が進めば、
3月頃に人工授精を行い、

年末もしくは来年1月頃には、
待望の子供が誕生するハズです。

ドクさん本人は、
枯れ葉剤の影響で兄のベトさんと結合して生まれてきましたから、

生まれてくる赤ん坊が、

枯れ葉剤の影響を、
何らかの形で受けてしまう可能性はゼロではありませんが、

ドクさんと奥さんは、
全てを受け入れ新しい家族を受け入れるつもりのようです。

今は、人口受精が成功し、
無事に赤ちゃんが生まれることを期待したいですね...。

<参考記事>
ドクさん夫妻 人工授精へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090130-00000049-san-soci