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旅客機が不時着、死者が出なかったのは何故?

参考記事

米ニューヨーク市のマンハッタンのハドソン川で、
USエアウェイズ機が不時着事故を起こしました...。

搭乗者は155人にもおり、
一歩間違えば死亡事故を伴う大惨事になっているところだったのですが、

ベテラン機長のおかげで、
一人の死者も出すことなく全員が助かりました...。

USエアウェイズ機の不時着事故を目撃した人の証言では、
機体は徐々に川に向かって降下していき、

着水の衝撃を抑えるために、
機長が懸命の操縦をしていたことをうかがわせるような飛行だったようです。

冷静な判断で、

搭乗者たちの命を救ったのは、
チェスリー・サレンバーガー機長(57才)です。

チェスリー・サレンバーガー機長は、

1万9000時間以上の通算飛行時間の実績を持っており、
40年以上のパイロット歴を誇るベテラン操縦士です。

ニューヨーク市のブルームバーグ市長によると、
チェスリー・サレンバーガー機長は機体が不時着後、

2回も機内を見回り搭乗者の無事を確認して、
搭乗者全員を機外に脱出させたようです。

搭乗者は、
川に浮かんだ飛行機の翼の上に並んで救助を待ち、

川に身をぬらすことなく済んだのですが、
機体は事故から約1時間後に川底に沈んでいました。

全ては、
チェスリー・サレンバーガー機長の素早く的確な判断のおかけですから、

搭乗者155人全員の命を救い「奇跡」を起こしたベテラン機長に、
乗客や関係者から称賛の声が上がっています。

サレンバーガー機長と、
管制官の不時着前の交信記録を聞いた当局者は、

「パニックもヒステリーもなかった」

「プロの仕事だ」

このように話しており機長に賛辞を贈っていました。

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