特にクライスラーが最悪です...
参考記事
アメリカの自動車大手ビッグ3が経営危機になり、
アメリカ政府に資金援助を求めていましたが、
公的資金を投入することは事実上なくなったことにより、
現在、GM(ゼネラル・モーターズ)とクライスラーは、
合併交渉を再開したようです。
合併に関しては、
米投資会社サーベラス・キャピタル・マネジメントが
意欲を示しているようです。
米投資会社サーベラス・キャピタル・マネジメントは、
クライスラーに80.1%出資しており、
GMの金融関連会社GMACフィナンシャル・サービシズにも、
51%出資している企業です。
ゼネラル・モーターズとクライスラーの合併交渉は、
アメリカ政府の金融支援が無くなったことにより、
数週間前に中断していましたが、
今回、新たに再開されてということです。
そんなゼネラル・モーターズと、
クライスラーに対して、
アメリカ政府は、
つなぎ融資と引き替えに、
「管理破産」
これまでも選択肢に入れて検討を始めたようです。
現在、クライスラーは、
全工場の操業を1ヶ月間の予定で停止させています。
これは資金繰り難によるもので、
当初は2週間の予定でしたが、
2週間ではおさまらず1ヶ月間もの操業停止となったようです。
自動車大手ビッグ3の中で、
一番危機的な状況に面しているのは、
クライスラーと見られていますから、
異例ともいえる1ヶ月間の操業停止は避けられないのでしょうね...。
ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)によると、
アメリカ政府は、
資金繰りが特に厳しいゼネラル・モーターズとクライスラーに、
数カ月のつなぎ融資を実施して、
その数カ月間に経営幹部ら関係者を集めて、
破産法11条の適用を申請した場合に取られる措置を詰めていくようです。
これは一般的な破産手続きより敏速な再建が可能になりますが、
経営陣や労働組合が納得して同意するかは現在分かりません...。
<関連記事>
「管理破産」も選択肢に=ビッグ3支援で-米政府
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081219-00000039-jij-int