命を奪った者の権利と奪われた者の権利、優遇されるべきは？
＜参考記事＞
久保田奈々さんという女性をご存じでしょうか...？
2004年当時で、
１８才だった女性です。
長崎県平戸市の離島の的山大島の実家から出て、
福岡県飯塚市で一人暮らしをし、
手に職を付けるため
飯塚市内で歯科技工士の専門学校に通っていました。
そんな久保田奈々さんですが、
中学生の頃、
声優になるのが夢で、
島外の高校に進学したのですが、
難病である膠原病にかかっていることが分かり、
入院施設のある養護学校に入学し直しました。
その頃は...、
１日に８０錠もの薬を飲む必要があり、
その薬の影響で顔は腫れてしまい、
大好きな甘い物も
食べることができなくなりました。
そんな久保田奈々さんですが、
病気を治して、
声優になって思い病気の人を励ましたいという思いがあったようです。
そのような強い思いがあってか、
病が癒えて、2004年に卒業することができました。
卒業後は、
上記の通り歯科技工士の専門学校に通っていたのですが、
「今の学校は楽しいけん。ここに来て本当によかった」
こんな風に語っていたそうです。
しかし...、
2004年12月12日の夜、
一人暮らしをしていたアパートへ帰る途中で、
当時土木作業員だった鈴木泰徳被告に、
近くの公園に引きずり込まれ視察されました。
犯行から約３ヶ月後に逮捕された鈴木泰徳被告は、
福岡県内で１ヶ月ほどの間に、
久保田奈々さんを含め３人の女性を殺害したと自供しました。
鈴木泰徳被告は、
幼い２人の子供がいるにも関わらず、
パチンコや酒で借金を重ねており、
そのストレスをためたか、
乱暴目的で一人歩きの女性を探したとき、
そこを偶然通りかかった久保田奈々さんを襲ったようです。
しかし...、
鈴木泰徳被告は、
福岡地裁の法廷では捜査段階で認めた殺意を否認して、
「生き続けて、若い人たちに犯罪に走るなと伝えたい」
このように訴えていました。
都合が良すぎる言い分ですよね...。
若い人に犯罪に走るなと言いたいなら、
自分から死刑を望んで、
悪いことをすると、
こんな風になると反面教師になるなら分かりますが、
生き続けていきたいがための言い訳としか
取れないような言い分には腹が立つのを通り超します。
久保田奈々さんの母親は、
「私たちは成長した奈々に会えないのに、
犯人はさも罪を償っていましたと言わんばかりに、
大きくなった我が子に会える。
嫌だ、それだけは許さない。
私の心はどこまで醜くなるのでしょう。
やっぱり犯人の命をください」
「罪のない子供が親に会えないことを願うなんて、
おかしいと自分でも思う。
でも、もし被告が無期懲役になることを考えると...」
このように述べています。
自分の子供の命を奪われた母親としては、
これくらいのことを言う権利はありますし、
このように望む権利もあるかと思います。
逆に、自分の欲求の赴くがまま、
人の命を奪った鈴木泰徳被告に、
自分の今後の生き方を決める権利があるのでしょうか？
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最初は終身刑望んだ母「やっぱり犯人の命をください」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081212-00000071-yom-soci
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